やとわれ編集長 岡井のボート事件簿 FILE14 バードストライク事件

連載
やとわれ編集長 岡井のボート事件簿

【FILE14 バードストライク事件】

みなさんはバードストライクという現象についてご存じでしょうか。多くの人には航空機と鳥が衝突すること、くらいの認識は持たれているかもしれませんね。しかしその実態は日本国内だけで年間千件を超え、これによって起きる損失は数億円にのぼると言われています。あまり意識することは無いかもしれませんが、最先端の技術を駆使した航空機であっても、鳥を避けるという原始的な問題に現在も頭を悩ませているというのは意外な事実です。

そしてバードストライクは航空機への衝突だけを指す言葉ではなく、実際に鉄道や自動車、建築物等にも起きています。そう、競技用ボートも例外ではありません。

 

■鳥だって間近で見たい!?

2017年4月29日びわこ7Rの出来事。やや荒れた水面ながらスタートは正常、第一ターンマークを旋回し2号艇がうまく抜け出したと思われたその時、ターンマーク付近の小さな影が動き出しました。

翼を広げたそれが鳥だとわかりましたが、気付いた時には2号艇に接触。さらに振り払われた先には4号艇が待ち構えており、鳥は船底に潜り込むように水中に消えていきました。その直後に4号艇は失速、モータートラブルのためS0(選手責任外の失格)となりました。

 

当連載のFILE4でも少し触れましたが、屋外に存在するボートレース場では魚や鳥を完全に排除することはできません。上記の事件の他にも、横切った水鳥がスタート直前の選手のヘルメットを直撃なんて事件もあります。いずれにせよ選手にとっては災難だったと思いますが、当の鳥にとってはもっとでしょうか。

そもそも屋外競技という時点で鳥が乱入する可能性はありますし、突然出てこられるとプロの選手とは言え対応することはほぼ不可能でしょう。ましてや鳥にぶつからないように注意してね、などとファミコンソフトの説明書みたいなことを言われたところで一体どう注意するのかわかりませんよね、ヘルメットに鳥よけのCDでも貼り付けておきますか、ずっと思ってたんですがあれって本当に効果あるんでしょうか。

 

■私と鳥とボート

その昔、私が住んでいた部屋のベランダに連日ハトが集まってましてね、困ったことにヤツらそこかしこに糞をしていくんですよ。別に餌付けしているわけでもないのに毎日やってきては糞をしていく、もはやベランダがハトの公衆便所と化していました。そこで私はヤツらがとまる手すり部分をトゲ化するアイテム、その名も「ハトバイバイ」をホームセンターで購入してきました、装着すると見事なまでに凶悪なトゲ付き手すりが完成しました、なんかチュンリーの腕輪みたいな感じです。これではハトも近づけまいとほくそ笑みましたよ、ええ。

そしていざハトがやって来たと思ったら、ヤツら普通に手すりじゃない隣家との境界部分とかに居座りましてね、さらにご丁寧に尻を私のベランダ部分に突き出して糞をするわけですよ、もう完全に我が家の敷地が公衆便所だと思われてます。いっそのことベランダに「TOTO」とか「INAX」とか書いてやろうかと思ってたら、いつの間にかハトが来なくなりましてね、引っ越しするときに手すりのトゲを取るのに苦労したことを覚えています。誰だよこの面倒なトゲ付けたの。

 

▲平和の象徴どころかさんざん私の心をかき乱したハト

 

……ええと何の話でしたっけ、ああそうそう鳥の話。

ボートレースにおける鳥の影響は数字的にはそれほど多くはありません。ただこの問題はある種自然災害的な部分も大きいため、裁定部分等で選手やファンの不利益とならないような配慮があれば良いかなと思います。

もし技術革新が起きて生き物を全く寄せ付けない、承認されていない生命体が接近するとレーザー照射されて焼き殺されるシステムとかあっても怖いですし、そんなものものしい雰囲気ではレースを楽しみづらいかもしれません。いずれにしても平和な広い心でボートレースを楽しみたいものです。

そう言えばレース場で見かけるハトも平和の象徴などと言われていますし、うまく共生していくのが我々のとるべき道なのでしょう。

 

あ、私は特に平和の象徴という印象はありません、ヤツらはただベランダにうんこする鳥です。

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岡井モノ

やとわれ編集長。だいたいわかってない。 twitter→@shopping_owl

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