めおと舟 その30『たまには真面目にボートレース』

連載
めおと舟

 

前回までのあらすじ──。
『ボートレースで一発ブチ当てて引っ越せばいいじゃない』という妻の言葉から唐突に始まった夫婦共通の趣味・ボートレース。夫の職業がボトルネックになり肝心要の引っ越しそのものに暗雲が垂れこめるなかで迫る予定日。胃が痛むようなプレッシャーの中、夫の実家である長崎への一時帰郷案が突如持ち上がる──。

さて。めおと舟もいよいよ連載30回目だ。まあ前日談もあるんで実際の所は31回目なのだけど、とにかく先日何の気なしにそのゼロ回目からさかのぼって全部読んでみた。あー、こんな事もあったなぁとかそうそうこの回は大変だったんだよねとか、色々思うこともあったんだけども、まず最初に頭に浮かんだ感想は「全然ボートについて書いてねぇな」という事だ。明らかに関係ない話に無理やりボートの話題をぶっこんでる苦しい回がチラホラあるのはまだ良いとして、もはや開き直ったかの如くボートの「ボ」の字も出てこない回もあって我ながらどうかと思った次第。

まあ通し番号で30回ということでキリも良いし、たまには真面目にボートについて語ってみようと思う。オヤジと大村でボートやる話の続きはまだ先だ。へへ。

さて。

じゃあボートの何について書くか、だけども、とりあえず今までそんなに語ってなかった「自分なりの予想のしかた」についてとかどうだろう。ちなみにオイラの2020年1月の回収率は44%。なかなかヒドイ。これでも前の月よりちょっと上がってるのだから、普段がどれだけ低空飛行か推察されるというものだ。そんなオイラなりのボートレースの見方なんぞ解説された所で今後の予想に1ミリもプラスにならないと思うけど、まあマイナスになることも無かろう。先達におかれましては「アホみたいな予想してんな」と、ご読笑いただければこれ幸い、だ。

というわけでオイラなりのボートレースの予想のしかた。

ボートレースって観るべき所が凄くいっぱいあるんだけど、代表的な要素を抜粋するに「選手・番組・モーター・場」だと思う。モーターにはボートも含まれる。場には天候も含まれるとしてね。そしてこの書いた順番でオイラは見ている。というか、選手が7割・番組とモーターで3割。場は全然見てない。これ、人によってはモーターをめちゃくちゃ見ると思うんだけど、オイラは正直モーターの良し悪しは良くわからないのであんまり重視していない。したがって、見なきゃ駄目なのは重々承知の助ではあるのだけど展示走行もあんまり見ない。場に関しては最初はめっちゃ気にしてたけど今はそうでもない。見てるのは天候くらい。しかも予想にあんまり反映してない。「ああ雨ふってんだな」くらいのものだ。

要するに、実際にしっかり見てるのって選手と番組くらいのものだ。

じゃあここからは具体例をあげてみよう。分かりやすいのだと1/16の平和島。「第64回スポニチゴールデンカップA1級 vs B級」の初日。6Rだ。こちらをご覧ください。

その名の通りA1級選手とB級選手が戦うというテーマのちょっと変わったレースなのだけど、こちらのレースもテーマ通りになっている。5枠の山田選手がA1、あとは皆B級選手。付記情報としてこの日の天候は晴れ。ただし北東の風が11mで波高20cm。安定板使用だ。さてみなさんはこのレースをどう予想されるだろう。(※安定板……波がある際の転覆防止の為、ボートに取り付けられる板。選手の安全のために取り付けられるものなのだけど当然船足は遅くなる。ゆえに一般的にはイン側に有利であるとされている)

……よし、じゃあオイラの予想を解説。

オイラの場合はここでまず3枠・加藤選手に注目する。オイラの中で絶対の法則に「B2の選手は3連に絡まない」というものがある。実際、半年以上ボートやってB2選手が3連に絡んだのってルーキーシリーズ以外ではほぼ見たことがない。そりゃゼロじゃないんだけども、まずない。しかもこの日は安定板使用が出てた。個人的には安定板使用のレースはボートやモーターというよりも選手の実力差がよりはっきりでると思っている。したがってここでまず3枠は居ないものとして考えることができる。実質5艇でのレースだ。

次にみるのは平均ST(スタートタイム)。特に1枠と4枠はめっちゃ見る。今回の場合は1枠石塚選手が遅いという情報が要チェック事項だと思う。外側に強い選手がいる場合はざっくりまくり差しが決まるか・決まらないかの予想になるんで、石塚選手のSTがあんまり早くないというのは山田選手を軸にする理由の大きな補強材料になる。というわけでまず見えるのがこれだ。

1着・5山田選手(まくり差し)

次に2着と3着。3枠加藤選手を除く1/2/4/6枠の選手。オイラの場合はその4選手から単純に「当地勝率がズバ抜けてる人が居ないかどうか」をまずみる。今回の場合はこれが凄くわかりやすくて1枠石塚選手(72.41)、4枠古場選手(68.89)が該当する。正直これで5-1=4で買っちゃっても良い感じなんだけども、どうせなら3連単1点でビタッと仕留めたい。2着にくるのは1枠か4枠か。オイラはここで初めてモーターを見る。1枠石塚選手より、4枠古場選手のモーターのほうが若干良さそう。しかも外側の山田選手がまくり差しにいくなら、古場選手はそれについていく事ができる。形としては石塚選手の内側前方に山田選手。そのやや右斜後ろあたりに古場選手になる。石塚選手・古場選手は恐らく並んだ形になるはずで、そうなるとより内側にいる古場選手が有利、かつモーターの差で前にでるだろう。したがって予想はこうだ。

2着・4古場選手
3着・1石塚選手

イエス完璧。このレースの5-4-1は4番人気。1番人気はまくり差しが決まらないと予想した1-5-4だ。やはり5-4の形は強そう。果たして結果は……?

5-4-1。5号艇山田選手のまくり差しは見事に決まった。オイラは100円買ってたんだけどもオッズは1,690円。めちゃ久々に予想通りの展開でブチ当てたのでかなり嬉しかったのを覚えてる。

次の7R。天候は同じく晴れ。風はちょっと弱くなって8mだけどまだ波が高いので引き続き安定板使用。みなさんはどう予想されるだろう。

……ではオイラの場合。

このレースはB2選手がいないので6艇での予想だ。例によってまずはSTを観て3号艇永田選手をピック。A1選手だし、ここはマクっていくだろうと判断した。次に見るのが勝率。2号艇伴選手の当地勝率が出てないんだけど全国勝率から推察するとそんなにめちゃ高いというわけでもなさそう。鉄則通り上から観ていくと3-6-5となりそうだけどいくらなんでもそんな外枠ばっかりは……。というわけでここは素直に1枠須藤選手を2着に据える。正直後は3着はどうなるかはっきり予想できないんでオイラは3-1-全(4点)を購入。ついでに鉄則通りの展開だったら凹むので3-6-5も1点。合計5点でフィニュッシュだ。さて結果は……。

オッケー! 3-1-6。てか6がやっぱきた。ギリギリまで3-1-全にするか3-1-25にするかで迷ってたんだけど、全にして良かった。気持ちが良い。オッズは2,120円。またしても4伴人気だ。2レース続けての的中は初心者の頃以来の快挙だったのであまりの嬉しさにピノコを抱き上げて小躍りしたもんだけど、それから15レースくらい続けて外しまくって今に至る。

と、オイラの予想は大体こんな感じだ。

当てたレースを後から解説すると結構しっかり予想しているように思えるけど、まあ実際の所は「なんで3が来るんだ……」とか「6は来んで良い……」みたいな感じで日々悔いばかりが残っている。

せめて回収率50%は超えたいんだけど、果たしていつにやるやら……、だ。

 

著者プロフィール画像
あしの

浅草在住。猫とホラー映画とパチスロを愛する39歳。パチ7にて『インタビューウィズスロッター』連載中。『5スロで稼げるか?』(www.5suro.com/blog)の中の人。ボートレースはからっきし初学者ですが、自分自身で楽しみながらその面白さをお伝えしていきたいと思います。

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