徳増選手圧巻の優勝の裏には、ボートレース業界のカラクリが。

連載
ナカキンのボートレース体験記

 

みんな1マークの水しぶき感じてる? 6月ももう終わり、本格的な夏が始まろうとしている週の始まりの月曜日いかがお過ごしでしょうか、どうもナカキンです。

昨日ボートレース宮島にて行われた「第30回SGグランドチャンピオンシップ」、もうみなさま結果はご存知かと思いますが徳増選手、本当にお見事でした。

 

(JLC公式ツイッターより)

デビューから25年、圧倒的な強さで一般戦や記念レースでは数多くの優勝を成し遂げていた徳増選手。幾度となくSGの優勝戦に駒を進めるも今まで一度も優勝はありませんでした。そんな徳増選手、今回のグラチャンではとてつもないモーターを引き、それをしっかりと仕上げ8走中7走で1着という驚異的な強さで優勝しました。SGでここまでの圧倒的優勝を見るのも中々ないので、個人的にも非常に思い出に残るSGとなりました。

そんな今回のSG、5日目の準優勝戦にてとある出来事がありファンの間で物議をかもしました。その出来事とは、この出走表を見てもらえればわかる人にはわかるかもしれません。

 

(ボートレース公式サイトより)

この出走表の番組を見て疑問を持ったファンも多いはず。というわけで今回は、なぜこの番組が物議をかもしたのか、そして改めて準優勝戦や優勝戦の番組はどういうルールに基づいて決められているのかを解説していきたいと思います。知っているようで知らない、ボートレースの基本的な節のルール、頭に入れておくだけでもっとレースを楽しめるはずです。ではいってみましょう。

 

1,どうやって準優勝戦の番組を決めているのかをおさらい。

当然のことながら、ボートレースでは毎節一番勝利した優勝者が決まります。その優勝者を決める最終日の最終レースを優勝戦と呼び、そこに駒を進める選手を決めるレースを準優勝戦と呼びます。節の大体の流れはこんな感じです。

(ボートレース公式サイトより)

6日間行われる節の場合、4日目までは予選が行われ、着に応じて選手には得点が加算されます。その得点を元に割り出された「得点率」を参照して、5日目に準優勝戦が行われます。得点率の一覧はこんな感じ。

(ボートレース公式サイトより)

ここから上位18名が準優勝戦へ進み、3レース行われ1着と2着の選手が優勝戦へ進むという流れです。

(ボートレース住之江公式サイトより)

このように、本来であれば12Rの1号艇に得点率1位の選手、11Rの1号艇に2位の選手と割り当てられていくのが一般的です。では今回のグラチャンの準優勝戦では何が起こっていたのか、もう一度出走表を見て振り返ってみましょう。

 

2,得点率1位のはずの徳増選手がなぜか11Rに…。

ファンの間で議論となった今回の準優勝戦、改めて11Rと12Rの出走表はこちら。

(ボートレース公式サイトより)

そして得点率の一覧の上位はこちら。

(ボートレース公式サイトより)

見ての通り、今回優勝した徳増選手が得点率が1位です。ということは本来であれば、準優勝戦の12Rの1号艇に割り当てられるのが普通のはずです。しかし12Rの1号艇は得点率3位の峰選手でした。当然準優勝戦の出走表が出るまでは、12Rは徳増選手が1号艇だと誰しもが思っていたために、ツイッター上では困惑しているファンの様子が多く見受けられました。

この変則的な出走表のカラクリはこうです。得点率1位〜3位までの選手は準優勝戦の3Rの1号艇に乗ることができますが、ここのレース順は実は番組構成員によって自在に決めることができるそうなのです。つまり、予選トップ通過=準優1号艇というわけではないということです。このカラクリはあまりファンの間にも浸透していなかったので今回のような困惑が生まれてしまったというわけですね。

 

ではなぜ、このような番組を宮島の方は作ったのでしょうか。そこにはボートレースの「売上」が大きく関わってくると言われています。元来、ボートレースで一番売上を出すのは最終の12Rです。12Rはどんなグレードのレースでも人気選手が組み込まれますし、時間帯的にも買いやすい時間に設定されています。そんな売上を大きくあげる12R、SGともなれば億単位の額が動くこともしばしば。それ故に、今回のグラチャンでは売上をあげるためにボートレース界NO,1といっても過言ではない人気の峰選手を12Rに組み込んだのではないかと考えられます。それだけ峰選手のレースは売れるということですね。

そんな準優勝戦12Rの結果はこちら。

(ボートレース公式サイトより)

結果としては、1号艇に割り当てられた峰選手は4号艇の菊池選手にまくられてしまい、惜しくも2着となってしまいました。もしこれが通常の番組構成で12Rの1号艇が徳増選手だったとしたら、優勝戦の結果もまた変わっていたのかもしれません。

 

こんな感じで、今回は知っているようで知らないボートレースの節の優勝者の決め方について書いてみました。ボートレースって本当に知らないことが多いんで、こうして定期的に勉強するとどんどんおもしろくなっていくんで、もっと詳しくなりたいなと思いました。

それでは今週はこの辺で! さいなら。

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ナカキン

野生からうちいくTVへと舞い戻ったならず者です。 パチスロ、ボート、麻雀と日々ひりつきを求めて生きてます。 世間からクズと呼ばれていますが、未だに自覚はありません。 今年こそは年間収支プラスを求めて日々奮闘中。

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