SGの中のSG「GRANDE5」を知っていますか?
みんな前検一番時計出してる? 11月が始まり今年もあと少しとなった月曜日、いかがお過ごしでしょうか。ナカキンです。
先週のコラムで触れた「SG 第67回ボートレースダービー」の優勝戦。結果は見事なイン逃げを決めた深谷知博選手の優勝で幕を閉じました。
(ボートレース公式サイトより)
深谷選手はこれがSG初優勝。同じ静岡支部の徳増選手、菊池選手と共に優勝の喜びを分かち合うシーンが感動的でした。
これで深谷選手は賞金ランキングを5位(11/2現在)に上げ、年末のグランプリの出場圏内に躍り出ました。なんてったって優勝賞金3,900万円ですからね。こういうSGの優勝戦を見ていつも思うのは、ここまで重圧のかかるレースでしっかりと普段の力を出せる選手たちは本当にすごいということ。こういう局面でイン逃げをできるというのは普通のようで実はとんでもなく大変なことなんだと毎度感じさせられます。僕が深谷選手の立場なら、優勝賞金が頭にチラついて邪念だらけで普段の力なんて出せないでしょうから。
レースに対する技術や努力はさることながら、強靭なメンタルも備わっていないとトップレーサーにはなれないんだなぁと改めて感じました。年末にむけて残るSGはグランプリ/グランプリシリーズを除くとあと一つ。
(ボートレース公式サイトより)
11/24よりボートレース蒲郡にて開催される「SG 第23回チャレンジカップ」です。毎月のようにハイレベルなSG競走を見ることができるので、ファンとしては嬉しい限りです。
ところで年間で8回開催されるこのSG競走ですが、その中にも 格付けがあるのをご存知でしょうか。SGといえばどれもハイレベルな大会ばかりで、格付けなんてできそうもないのですが、SGの中のSGと呼ばれる大会が5つあるのです。どうもそれらは「GRANDE5」と呼ばれているのだとか。
今回はそんなSGの中のSG「GRANDE5」について紹介していこうと思います。
「GRANDE5」とは。
初めて聞いた方いるであろう「GRANDE5」という言葉。これは何を意味するのでしょうか。
(ボートレース公式サイトより)
画像に書いてあるとおり、5SG競走(メモリアル、オールスター、クラシック、ダービー、グランプリ)を全て制した者に贈られる称号で、達成者には3億円相当のインゴッドが贈与されるというものです。このGRANDE5対象の5SGがSGの中でも格式の高い、SGの中のSGと呼ばれています。
SGを一つ獲るだけでも大変なことなのに、これを5つ制覇しなければいけないというこのGRANDE5。3億円相当のインゴッドというのも納得です。ではこのGRANDE5、歴代で達成者はいるのでしょうか。
GRANDE5に最も近い男とは。
2014年から開始されたこのGRANDE5という制度。
(ボートレース公式サイトより)
これが過去6年間でこの5SGを制覇した選手の一覧です。公式サイトもメダルホルダーのような形式でわかりやすくなっています。これを見ると達成者は見当たりません。これだけトップレーサーが軒を連ねていても最大のメダル保持数は2個。対象者は、菊池選手、山崎選手、桐生選手、瓜生選手、石野選手、毒島選手、吉川選手の7名です。現在賞金ランキング1位で無類の強さを誇る峰選手でも1つしか獲れていません。いかにこのGRANDE5が難しいことであるかが想像できます。
個人的な感想としては、福岡支部の篠崎元志選手、篠崎仁志選手が兄弟でここにランクインしてるのは凄すぎるなと感じました。
皆様もこのGRANDE5を頭の片隅に置いて、今後のSGの優勝戦を見てみるとより一層面白くみることができるかもしれません。さぁ年末のグランプリまであと1ヶ月と少し。今年のグランプリは数年ぶりに東京都は平和島ボートレースにて開催されます。観戦の要項も先日出ていたのでこちらで紹介しておきます。
(ボートレース平和島公式サイトより)
今年は感染症対策もあって、関東圏に在住の方限定で抽選で入場が制限されます。対象となる方は早めの応募をお勧めします。僕は住民票が九州なので、残念ながら対象にはならず。今年もテレボートでの購入となりそうです。
それでは今週はこの辺で。さいなら。