めおと舟 その76『2020年しめくくり!大勝負に挑むぞ その5』

連載
めおと舟

前回までのあらすじ──。
妻の言葉から唐突に始まった夫婦共通の趣味・ボートレース。当初の目的である引っ越しを終え、次なる目標は『楽しみながら勝つ事』。夫婦合算で年間収支プラス30万円を目指し始めた。タイムリミットは年末。果たして結果は……?

【今までの累計戦績(2020年7月~)】

購入金額 144,800円
払戻金額 118,450円
収支 -26,350円
舟券購入数 127R
的中舟券数 43R
今までの的中率 33%
今までの回収率 88%

「めおと舟」をご覧の皆様こんにちは。2020年は色々と暗いニュースが多くて嫌な感じの一年だった方も多いかと思いますが、ようやっと新年です。未だコロナ禍も続いていますが、とりあえず心機一転の区切りが来たのは間違いないので、この機会に気持ちを切り替え、みんなで明るく元気な一年になるよう、笑顔で挨拶しましょう。

みなさま、あけましておめでとうございます! 今年もよろしくね。

と、これ書いてるのまだ年末だけどもね。へへ。むしろ全然仕事終わってねぇけどな。くそッくそッ……!

さて、夫婦の合算収支で頑張ってプラス30万を目指すぜというテーマでやっておりますこちらの連載。現在の収支は-26,350円と、もはやプラスにもなってないというシェツネェ状況になっています。でも大丈夫。だってまだこれ書いてるの2020年だし。しかも年末最後のG1である「クイーンズクライマックス」が残っとるし、まだ可能性は残ってる。

クイーンズクライマックス。

名前の通り女子レーサーのみのG1レースなのだけども、女子レースって好き嫌いがめちゃくちゃハッキリしておりまして、例えばオイラが知るある師匠なんかは「女子レースを専門で」買ったりしてる人もいるし、逆に「女子レースは一切買わない」という人もまたいたりする。オイラは中庸で、積極的に狙いはしないものの、狙えそうなレースがあったら狙うのもやぶさかではないとか、まあそんな感じ。

なんでこんなに好むと好まざるが分かれるかというと、ひとえに「予想がムズから」だと思われる。自分でもちょいちょい買い始めてから気づいたけども、男子レースのそれと比べるとどうも予想に必要な材料がちょっと違う気がする。理由は分からん。ボートレース漫画の金字塔である「モンキーターン」では「女子は男子よりも防衛本能が強いのでレバーを離すタイミングが早くなる」みたいな解説があって、もしそうなら第一ターンマークの攻防にめちゃ影響でると思うけど、一概にそればっかりが理由とも思えない。

あと、また聞きの話になるけども、女子レーサーは数が少ないから縦横の繋がりが強くなり、どうしても譲り合いが発生するみたいなのも言ってる人がいたけども、それだって本当かどうか分からん。オイラが女子レーサーだとして、たしかに優出が懸かった地元の先輩とレースする場面になったら攻める気持ちがちょっと萎える可能性はあるけども、それは男子も一緒だと思うし。分からん。もう何も分からない(おい)。

ただ、女子レースは「荒れる」というのはマジだと思う。

考察するに、女子レーサーは数が少ないので有名選手に人気が集中しがちで、かつ上述の理由によりそんなにド本命が来ず、すなわち万舟がボコボコ出るとか、なんかそんな感じなんじゃないかなぁと思っておる。オイラはね。素人考えで申し訳ないけど、とりあえず現状のオイラの経験値でひねり出せる推察はそんな感じだ。

よし、一撃30万を狙うラストチャンス。荒れるんならむしろ好都合!

というわけで浜名湖にて開催されてた「第9回クイーンズクライマックス」をギリギリまで狙い続けてたのだけども、ちょっと象徴的なレースをいくつか抜き出してみましょうか!

【第9回クイーンズクライマックス 5日目 2R】

そうそうそう。こういうレースですわ。スタート抜群のA1清水選手が大外で、内側に盤石の佐々木選手。これは1-23-2356とか買っとけばまあ当たると思われる所なんだけども、注目はやっぱ清水選手だと思う。単純にオッズが美味しすぎる。なんせ単勝でも12.9倍。1人っきりのA1選手でその倍率は異常なんでどんだけ内側に人気が寄ってるかがこれだけでも余裕でわかる。G1の男子レースだともうちょい6が警戒される所なんだけども、おそらくは「大外は攻めていかない」というのがコンセンサスになっておるのだと思われる。

ゆえに、ここは完全に狙い目。攻めてくれ清水選手!

【夫の予想】
6-1-25 2点 各1,000円

これだ。1枠絡みだし普通にあっておかしくないはずなのに、倍率は6-1-2が535.1倍。6-1-5が351.5倍。10単位買ってるんでどっちが来ても一撃30万達成だ。てかこれめちゃくちゃ美味しくない? なんでみんな買わないの清水選手。絶対上振れしとるぞこのオッズ。

で、結果がこちら。

インガチガチでフィニッシュ。てかスタートの時点で要になる6号艇と5号艇が明らかに遅れてたんで思わず鼻水でた。さすがにトップスタートとの差が0.15秒もあると差すとか差さないとかいう話じゃない。逃げらるる。

「ンガー! 穴狙い難しい!」
「……あら。ひろし女子レース買っとるの?」
「うん。こないだから狙ってんだけど、ダメだこれ。かすりもしねぇ」
「わたし女子レース買わないもんなぁ」
「やっぱ難しい?」
「訳がわからないのよね。わたしにはまだ無理」
「ううむ。穴狙ったら本命来て、本命狙ったら穴来て……。マジ分からんなぁこれは」
「何買ったのひろし……」
「6-1-25」
「6は来ん! 来ないて! ひろし。男子レースでも来ないから!」
「えー、でもそしたら30万狙えないよ……?」
「いいよ無理して狙わなくて。普通に予想しましょ?」
「だって、オカイくんが『年内に30万達成しなかったら一生寿司握ってやらない』って脅すんだぜ……?」
「冗談に決まってるでしょう! オカイくんはお寿司を握りたいのよいつも! そういう生き物なの! ちゃんと握ってくれるからしっかり予想して!」
「そうかなぁ。目がマジだったぜオカイくん……」

【第9回クイーンズクライマックス 5日目 4R】

続いての注目番組は4R。またも外側にA1選手で内側に人気選手がおる。5号艇を頭で狙いたい所だけどただここはオッズ的に4号艇出口選手を頭にしても全然デカイんで勝率重視でそっちをチョイス。んで1号艇倉持選手を絡めつつ、6号艇をフォローして……。

【夫の予想】
46-46-1 2点 各500円

4頭はフォローで本命は6-4-1だ。こっちだと210倍なので10万に届く。次にド鉄板レースに全額ぶち込めば充分目標に届く計算だが、どうだ!

チョイスした3艇が456着という、ドハズレ中のドハズレを射止めた。1着2着がB1選手。コレで俺は「ああクラスってあんまり関係ねぇんだな」と気づいた次第(今更)。3頭だし、さぞオッズも付いたろうと思ったら349倍との事。あら? 意外とついてない。

「これもっとドカンとつきそうだけどもなぁ」
「分かんないねぇ、女子レース」
「マジで分からん……。てか456着射止めたの久々だなぁ……」
「次どうするの?」
「買うけども……。これもムズいぞ……」

【第9回クイーンズクライマックス 5日目 6R】

お。4号艇にA1選手。これは抑えたい所だけども、それより注目は東京出身、当地勝率高しの3号艇中澤選手だろう。普段は3頭は忌避する所なんだけども、ついさっき3号艇の1着を見たばっかりなんでどうしても気になっちゃう。

「これ、3頭でいいかなぁ」
「あら。イモったわねひろし」
「いやイモってるわけじゃないけども、このまま外枠に拘っても碌なことなさそうだし……。あ、ほら。しかも3頭でも結構オッズ付くよ。よし、じゃあもうオイラはこれに決めた!」

【夫の予想】
34-34-1 2点 各1,000円

締め切り前のオッズで3-4-1が190倍。4-3-1が243倍。10単位入れた所でどちらも30万には届かないけども、今年分の負けの精算はできそう。これで黒字化で終わり! というのも形としてはキレイな気がする。

「さあどうなる! 今回はまあまあ来そうだぞ!」
「来るかなぁ……」
「来る! てか来てくれないと困る! もうタネ銭ない!」
「え!?」
「うおおお!」

結果!

これにて、オイラの2020年ボートレース勝負は終わりを迎えた。

「うわ、1頭で万舟……! なんで今回に限って外側買ってなんだ俺……!」
「てかまた軸にしてる3号艇と4号艇が3着に絡んでないわよ?」
「もうダメだオイラ。女子レースわかんね……」
「てか最近すごい負けてない?」
「やだ。考えたくない……」
「来年は地道に勝負しましょうね?」
「うん……」

というわけで、2020年! 総・決・算! いくぞ! まずは7月から現在までの成績。いわゆる30万チャレンジの分の最終結果だ!

【今期の収支(12/17~12/23)】

購入金額 7,600円
払戻金額 0円
収支 -7,600円
購入舟券数 5R
的中舟券数 0R
今期的中率 0%
今期回収率 0%

【今までの累計戦績(2020年7月~)】

購入金額 152,400円
払戻金額 118,450円
収支 -33,950円
舟券購入数 132R
的中舟券数 43R
今までの的中率 33% → 32%(↓)
今までの回収率 81% → 77%(↓)

さあコレに妻・はるちゃんの収支を参入! 今まで頑なに見せてくれなかった嫁さんの収支がいま明らかに! どうだ!

約-23,010円!

約、というのは外に出る時にちょいちょいオイラの分を買って貰ったりしてるんでワケが分からんようになってる部分が結構ある事と、あと嫁さんが意地でもテレボートの収支画面を見せてくれないんで検算が出来ねぇという事情によりこうなっとる。なのであくまで嫁さんの計算&自己申告なんだけども、とりあえずそんなに大幅にハズレてもいないと思うんでこれでFA。

というわけで7月から地味にやってた「年末までに夫婦合計で+30万を狙うぜ」の最終結果は-56,960円という結果になりました。イエーイ! すんません!!

で、大切なのが「今年の収支が幾らか」なんだけども、それがこちらになる。

レース数少なくね? と思われるかもしれんが、これはあくまでオイラがオイラのアカウントで買った分のみで、連載序盤から今年の6月くらいまでの間はほぼ二人で予想したのを嫁さんが買うというのがデフォだった手前、実際の数字よりかなり少なくなっとるので悪しからず。わかりづらくてすんません。今年は気をつけます。というわけでおそらく+100Rくらいはやってると思うんだけども、まあその間にバンバン当てたりとかは無いんで、回収率も的中率もさして変わらんだろう。下手っぴです。へへ。

はい。ボートレース2年目。まだ全然中級者以前の知識量&経験値ですが、なんだかんだ楽しめております。これを読んでる方は一足先に2021年の世界におられると思いますが、とりあえず。オイラもお正月から楽しくボートをやっていきたいと思います。

みなさま、本年もナナテイ、および「めおと舟」をよろしくお願いいたします!

(挿絵:武尊)

著者プロフィール画像
あしの

浅草在住。猫とホラー映画とパチスロを愛する39歳。パチ7にて『インタビューウィズスロッター』連載中。『5スロで稼げるか?』(www.5suro.com/blog)の中の人。ボートレースはからっきし初学者ですが、自分自身で楽しみながらその面白さをお伝えしていきたいと思います。

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